瑛子さんの大連ってどんなとこ

 大連に住むリケジョの瑛子さん。経済発展著しい大連の街の様子を冷静な観察眼で描くレポートと写真から無限のビジネスチャンスが見える。

大連の立春グルメ

 今年の2月4日は、中国の「立春」です。六九の初日でもあって、季節的にはまだ寒くて春は全然感じませんが、ものが凍らなくなります。要するに、昔冷蔵庫のない時期だと、部屋の外に置いて“自然冷凍”してもらっているお肉は、立春以後はどんどん“自然解凍”してくるわけです。(これは本当に困ります。)また9日間経って、七九になると、「河開」といって、凍っていた川も自然に解凍してきます。ですから、立春は、なんとなく春が近くなったような感じの日で、うれしい気分です。

 大連では、「立春」には「春餅」を食べます。

1.まず、小麦粉を水を加えコネてまとめて、薄い皮を作ります。大きさは、普段お料理を入れるお皿とほぼ同じぐらいの大きさに延ばします。
2.それを蒸し器に入れて蒸してから、一枚ずつ両面を焼きます。
3・次に、ジャガイモの千切りまたはモヤシをお肉の千切りと一緒に炒めて、味噌、長ねぎを刻んだものと一緒に、作った皮の中に入れて巻きます。

 これで、見た目は普通の春巻きの状態とはなります。春巻きと違うのは、サイズ的にはずっと大きく、油で焼いたり揚げたりしません。
 
 今は、中に入れる料理の種類が沢山増えて、酸菜の千切りいため、お肉の醤油焼き、きくらげと卵のいため料理などなど、たくさんあります。

 子どもの時から大好きな食べ物で、いつも立春の日には食べ過ぎます。春からは、体が草と同じように成長する、という説がありますから、いい成長になる印として、母には食べ過ぎても怒られたことはありませんでしたよ。
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