瑛子さんの大連ってどんなとこ

 大連に住むリケジョの瑛子さん。経済発展著しい大連の街の様子を冷静な観察眼で描くレポートと写真から無限のビジネスチャンスが見える。

虹に思う

いまは2015年10月、国慶節休みの後半ですが、この一週間ほど、大連の天気は例年と比べ、かなり変なのです。

太陽がまぶしく照りながら、雨がさわさわ降るのですが、それも降ったりやんだりなのです。雨が降る時なら、完全に晴れるまで徹底的に降るという、いままでの大連の天候とはあまりにも違い、大連の人たちにとっては、天気の異常を感じます。

また、うちの子にとっては、以前、北京に行ったときに、まるで奇跡でも見たような北京の虹を見て以来、灰色の雲を後ろにした大きな虹がかかるのを、なんと2度も見ることができ、大変な喜びようでした。

子どもの時、晴れた青空に大きな虹がかかるのを見慣れていた私と違い、今の子は虹を漫画でしか見たことがない、とも言えます。

汚れている空気にただじっと耐えるしかない今、虹が見えて本当に夢みたいに幸せな気分なのですが、同時に、なにやら深い悲しみが沸き起こるのを感じています。


日中交流プログラム・提案テーマ:
「きみが見た虹はどんな虹―気候の変化について語り合おう」

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