瑛子さんの大連ってどんなとこ

 大連に住むリケジョの瑛子さん。経済発展著しい大連の街の様子を冷静な観察眼で描くレポートと写真から無限のビジネスチャンスが見える。

中秋節

旧暦8月15日、満月の日は、中秋節です。今年は西暦9月27日で、ちょうど日曜日に当たりました。
中秋節は、昔から家族団らんの日で、明月の下で、家族が親のところに集まり、月餅(ゲッペイ)を食べながら、いろいろな話しが弾むのが恒例です。毎年、大体9月末にあたり、1週間くらい(10月1~7日)もある長い休みの「国慶節休み」の直前なので、わざわざ、この中秋節のために休暇を取って地元に戻る人は少ないですが、近くに住んでいる子どもは、大体親と一緒に過ごします。よって、この日に外食を誘うのは、本当に「礼儀知らず」ともいえます。
ゲッペイといえば、皮にも油と砂糖を沢山入っており、もちろん餡はものすごく甘いのは、いうまでもないことです。30年前なら、ケーキもなかったので、甘いゲッペイは、おいしくて、とても食べたい存在で、中秋節が待ち遠しかったものでした。が、今のゲッペイは、前のものより皮が薄くなり、餡が多い分、余計甘すぎで、中秋節だから「少し」食べるだけ、になりました。餡も伝統的な数種類に加え、鮑も入れるような“高く見えるため&高く売るため?“という、変なゲッペイの種類も含め、種類が多すぎて、「子どもの時食べた味」という月餅は、全然、まったく、見つからなってしまった、のです。

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